(仮称)駒込マンション建設報告④
2015年8月6日 1:03 pm
閲覧ありがとうございます。
今回は杭工事の報告です。
大がかりな資機材の搬入があり、掘削土も出ます。
場内の限られたスペースで、動きにかなり制限を受ける中での工事でした。
掘削機のバケットを杭芯に合わせる準備。
鉛直に掘削を行うために行います。杭の芯は写真中央部に出されていますが、
四方に一定距離の逃げ芯を印すことで中心に合わせることができます。
掘削機もまた、水平に立つよう微調整を行います。
掘削作業状況。
写真奥の水槽は孔壁の崩壊を防ぐ、安定液を貯留しています。
安定液を孔内に注入しながら掘削を進め、掘り出された土は
バックホウでダンプに積まれて搬出されます。
掘削後の超音波側壁測定器による測定状況。
鉛直精度、溝壁の状態、拡底精度の確認を行います。
写真左の青い筒状の物体が拡底バケットで、底部分を
地面につけると拡大翼が開く仕組みになっています。
拡底バケットの拡大翼を開いた写真です。
拡底経の調整が可能です。検尺後に掘削し、
翌日に沈殿物の底浚いをします。
翌日、鉄筋籠の建て込み前
鉄筋の経、組立が適切であるか、籠一つ毎に全て実測します。
鉄筋籠六つで、一本の杭の鉄筋を構成します。
生コン試験の様子。
硬軟や含有空気量、温度、塩分などの測定を行い、サンプルを取ります。
同じ配合のコンクリートであっても、現場までの気温や到着時間、
攪拌状態などによって硬さが違ったりします。
試験データとコンクリート配合計画書を照合し、試験は無事合格です。
生コン打設。
トレミー管を通すことで、生コンと孔内の安定液の混じりを抑えて
置換することができます。生コンに押し上げられてくる
安定液はポンプで汲み上げられます。
先端に錘の付けられた検尺テープで深度の確認を行っています。
地中の施工で、今回は完了の変化がほとんど確認できないのでここまでといたします。
次回、3次掘削の後に 打ち込んだ杭の一部を目視することができます。
いまさらですが、暑い日が続いています。
皆様も熱中症対策をしっかりと行って元気にお過ごしください。
ありがとうございました。
【カテゴリー:ビル建設】